10年目を迎えます
フリーで仕事をはじめて10年になりました。 最初の5年くらいは、どう動いていいのかも知らずわからず、人づてでいただいた仕事を五里霧中、試行錯誤、七転び八起きで、何でもこなすように頑張って来ました。 そうこうしているうちに少しずつ、「飯田はどうやらこういう人らしい」という視点からのご依頼が増えるようになってきて、ここ数年は、「何でも」ではなく、こちらの持つコンテンツであったり、お互いに発展させていかれそうですね、というところで、お仕事を進めさせていただいているという、ありがたい状況でございました。 「クラシック音楽ファシリテーター」という肩書きに変えてから、ますます、自分のやれること、自分がやったらいいなと思うこと、人と関わりながらやっていきたいことが、密かにはっきりしてきたように思います。 それと同時に、私がやらない方がいいこと、やってはいけないこと、他にお任せすべきことの輪郭も見えてきたように感じます。これはとても大事なこと。 ここからの1年間は、ますます、飯田がやったらいいこと&やらないほうがいいことの輪郭を捉えながら、次の10年に向けて、関

「いちご音楽会」のこと
昨日は、神保町の児童書専門店「ブックハウスカフェ」での 「いちご音楽会」に出演してきました。
日曜日の昼下がり、 本の朗読と、音楽とで構成される小さな小さな音楽会です。
亀田正俊さん(鍵盤ハーモニカ)と、私・飯田有抄(トイピアノ)の 「デュオ亀有」(通称)、2度目の出演です。
今回も親子連れ、絵本の大好きな大人、外国からのお客さんなど、 多くのお客さんに囲まれながら、楽しく演奏させてもらいました。
亀田さん編曲の「運命のラグ」とか、バルトークの「ファスト・ダンス」は、ノリノリでクルクル回る子どもがいた!可愛かった。
外国からのお客さんも微笑んでた。
子どもたちに、音楽は楽しいってことを感じてもらうことが一番!
トイピアノは立派な楽器から比べると、まるでペットみたいな存在。
みんながホクッと笑っちゃう感じとか、
意外に感心しちゃうとか、
なぜかワクワクするとか可愛いとか、
そういうところにある根源的な何かをくすぐれたらいい。
音楽会をプロデュースしている絵本作家の本間ちひろさんからは、
いろいろ教えられています
レコード芸術 2018年3月号
〔カラー〕青春18ディスク――私がオトナになるまでのレコード史
第3回 久石 譲(前編) 黛敏郎さんの「涅槃交響曲」といえば、
わたしが大学四年の教育実習で母校の甲府東高校を訪れた際、 生徒たちに授業で聴かせたところ、完全に震え上がらせてしまい、 感想文に「もう二度と聴きたくない」などと書かせてしまった、超絶凄まじい音楽。
今回「レコード芸術」誌で初インタビューさせていただいた久石譲さんが、やはり強烈な衝撃を受けた作品だと語ってくれました。
「青春18ディスク」と題されたレコ芸のこのコーナーは、青春時代に愛聴した音盤を紹介、そして当時を振り返ってもらうという企画。 今月は久石譲さんの前半。来月は後半となります。
人に歴史あり。
受験生だった久石さんが和声学の大家・島岡譲先生の和声のレッスンを受けた時のお話なども、面白かったです。
ちなみに私は芸大受験時代、いわゆる「芸大和声」の本ではなく、島岡和声の本で自分の先生から教わり、入試を突破させてもらいました。懐かしい記憶。そんな自分自身の青春時代にも思いを馳せることができました。