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竹澤恭子さんとのトークセッション

*日々の活動はFacebookから発信中*

今夜は銀座の王子ホールで「竹澤恭子&江口玲デュオ・リサイタル」が開かれ、コンサートに先立って行われたトークセッションのファシリテーターを務めさせていただきました。

このコンサートは、2018年7月に西日本豪雨により被災した岡山県倉敷市真備町の倉敷市マービーふれあいセンターの再建のために、すべてのチケット売上金が充てられるというもの(主催:日本音楽財団)。事前にクラウドファンディングに参加された方々へのリターンとして、特別に開かれたトークセッションでした。

日本音楽財団は、昨年の夏から竹澤恭子さんに1735年製のストラディヴァリウス「サマズィユ」を貸与しています。竹澤さんにサマズィユの音色の魅力、40年間眠っていた名器と波長を合わせる日々についてお話していただきました。

サマズィユを奏でる竹澤さん。リハでも本番でも、力強く、伸びやかで、心にグイグイと迫る音色を出されます。シリアスな響きから、官能的な余韻まで、長い眠りから覚醒した楽器が、実に生き生きと、喜びの声を高らかに上げていました。まさに竹澤さんの引き出す、音の魔力、魅力。

名器と対峙し、その力を存分に引き出すことは、誰もができることではありません。強靭な、否、繊細なコントロール力が無限に求められます。竹澤さんの生み出す音色と音楽に、大きな感銘を受けました。

そして江口玲さんとの呼吸ぴったりのライブ感溢れる本番! 最後のフランクはまさに圧巻で涙が出ました。 プログラムは、前半がシリアスで重め、後半(の前半)はロマンティックに楽しく、という構成。

ブロッホ:バール・シェム

ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第9番 イ長調 作品47「クロイツェル」

(休憩)

ワーグナー:ロマンツァ

クライスラー:愛の悲しみ、愛の喜び

フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調

終演後に、「サマズィユ」と竹澤さん、江口さんと撮影していただきました。

(カメラマンは宮森庸輔さん。じつは大昔に、われらが「ぶるぐ協会」のコンサートの撮影を依頼していた方。ご活躍なによりです!)

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